ご挨拶
次世代吸収研究会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
これまで経皮投与や経口投与では効果が低かった水溶性化合物や高分子タンパクを、新たなテクノロジーを用いて、皮膚や粘膜あるいは経口で吸収させる技術の研究を行うため、当研究会は発足しました。
たとえば現状では、糖尿病のインスリンや水溶性ビタミン(ビタミンB群、C)は注射でしか十分な効果は得られません。一日に何度も注射することは身体への負担が大きく、貼り薬として皮膚から投与できれば大きなメリットがあります。多くの薬剤が経口薬や経皮薬として吸収できれば、お子さまやご年配の方、清潔な医療環境のない開発途上国などのためにも有用だと考えています。皮膚透過性と組織吸収率を高めるナノ化技術をはじめ、これらの技術は医薬品、サプリメントあるいは化粧品など、さまざまなジャンルに応用が可能です。
当研究会では提携機関の施設内に研究部門を設置しました。そこで最先端の吸収技術を追求するとともに、当研究会主導でのナノ化技術を利用した医薬品の開発なども手がけます。また、賛助会員の皆さまが開発された製品などのナノ化製剤や、商品開発、商品認可に必要な研究も行ってまいります。
一般社団法人次世代吸収研究会